ブランドまでの軌跡

(株)創造感性企画として舞台の演出・プロデュースを催し、当社が経営するお店の自由空間八田にてバルーンアートの作品展、ヴァイオリンLive、盆栽企画など様々な独創な催しを開催し、非日常を味わえる空間を営む。

2014年1月に自由空間八田を開業。
2017年7月に株式会社創造感性企画を設立し舞台などの演出を本格的に始める。

時は2020年1月より世界中がコロナ禍となり日本では人との接触を制限された生活が続き、飲食店では人数規制や酒類の提供の規制。
多くの人数を見込めるイベントは中止・延期の連続。舞台も中止・延期が続いた。

当社はまさに苦境である。

コロナ禍が始まった2020年初頭。

街の動きが止まり繁華街も軒並み休業という現在を生きる全ての人にとり、初めて経験する世の中となった。

人流を抑え人との接触をなるべく避けることを余儀なく過ごす。

企画なども全て中止。
飲食店はテイクアウトなどで生き延びる方法もあるのだが、長年築いた店。特別な時となるようお店を磨き続け、少しでもこの場で唯一無二な時を過ごして頂きたい。
この場での「時」こそ生きる道。と意固地になり、耐え凌ぐ道を選ぶ。

自由な時間だけがある日々を日頃出来なかったお店の庭園整備や修繕を自身で行い、コロナ禍が落ち着くその日の為にお店の全てを見直す機会とした。

私は盆栽を趣味。
長年が経ち、ある程度松の知識を得て、お店の庭園の剪定も自分行うこととした。

それまでは庭師さんへ依頼していたが、時間だけはある状況。。
剪定鋏を片手に松を登りはじめていた。

偶然、常連の足場屋を営む方が通りかかり、足場を設営頂けることになる。

お陰で4メートル程ある大きな松の頂上まで剪定できるようになった。

我が子の学校も休校となり手伝いに来ることとなる。
家族サービスも出来ていない日々を過ごしていたが、家族とのかけがえのない時間となりコロナ禍も悪いことだけではないと気付く。

心を大切に。苦境の中こその信念。

生きる術で時を過ごした。

コロナ禍がはじまり5ヶ月程経過した時、制限が普通となり、買い物はインターネットで済ませ、お出掛けや仲間と飲みに行く機会が皆無となった。
以前の普通の暮らしはもう戻らないことに気付いた。

主力としているイベント、飲食店の大人数での飲み会が確実に減る世になる。

生きる道を思案する。

生活水準が変わり、一人で行動することが多くなった。この機会にバイクの免許を取得し1人でツーリングする日々となる。

同志も多く、コロナ禍でバイク産業が回復し自動車学校の入校まで何ヶ月も先となる状況。
バイクの新車も一年待ちという車種が増え中古車市場が高騰する事態。

私は一足先に購入出来、ツーリングを楽しむ日々を過ごす。

少しずつカスタムしていった。

その中で「こんなもの有ればいいな?」
と思い探してみる。

所有するバイクは250ccのバイク。そのバイクは500ccと同じフレームで制作されている為エンジン部分が500ccと比べると隙間が多くあり、隙間を隠したい。

インターネットで検索する日々。

海外製品が多く、好みの商品が見つけれなかった。
ならば元々工作が好きな私はパーツを自作しようと決める。

相変わらず舞台は延期・キャンセル。
飲食店も規制続きの毎日。

デザインを思案する時にこのパーツを求める人々がいるのではないか?
と思い立ち事業化することに決めた。

今まで「人と会う場」に拘り大事にしてきた。
現代の世だからこそアナログとリアルを求める方々に大切な空間として利用頂いている。

そんな空間を無くさない為にもデジタルとインターネットを活用し苦境からの活路を求める。

事業化するのであれば自作ではなく真剣な商品を目指す為、制作会社を探し周る日々を過ごす。

小さな事業のことでもあり、限られた予算の中では見つけることが難しく月日は1年半を過ぎた。。

出会いは突然。

2020年9月に事業が動き出す!